先日のオオムラサキ・シンポでご一緒した「
蝶と山 てくてく写日記」banyan10さんからウラクロの越冬卵を見に行く話が話題に上がり、「
ヘムレンのNature Photo」のヘムレンさんも同行して冬の奥多摩へ。
まずは、湖より手前の発生地。ここは個体数こそ少ないが、自宅からそれほど距離もなく手頃なポイントとして重宝していた。2005年2月、毎年卵を観察していたマンサクが心無い採卵者によって根元から倒され、しばし足が遠のいていた。あれから数年が経過して、根元から新しい幼木が育ち1mほどに成長していた。
卵を探すとすぐに2卵確認でき、ご神木の復活の兆しを確認できて安心した。今後、採卵のために根元から伐採するような行為は、謹んでもらいたいと願っています。
その後は湖を越えてさらに山中のポイントへ。
この辺りには、ウラクロ以外にもメスアカミドリシジミやフジミドリの卵が見つかる。ただ採卵者も多く、先行者の足取りを見極めないと余り期待は出来ない。
案の定、ウラクロは1卵確認にとどまり、フジミドリもようやく2卵、ただ、その内の1卵は昨年孵化した抜け殻であった。
Caplio GX8+魚露目8
成果は大したこと無かったけど、仲間との情報交換や久しぶりのフィールド・ワークは楽しかった。banyan10さん、ヘムレンさん、お疲れ様でした。