1昨年あたりから、狭山丘陵の一角でホソオチョウが再発生した。
昨年も春から秋まで多くの個体が発生し、何度も足を運ぶこととなった。外来種のためあまり歓迎はできないが、魅力ある被写体だ。
とりわけ春に発生する雄の個体は、前翅にまで赤紋が現われ、アポロチョウを連想させる。
D80+SIGMA 17-70mm(2009年4月18日)
もちろん前翅の赤紋は雌にも現われる。
D70+TAMRON 90mm(2009年4月19日)
そのため、この時期には、この蝶を求めて採集者が後を絶たない。外来種であるため採集をとがめる訳ではないが、大きな網を持った大人がうろついている光景はあまり歓迎できない。
夏以降に発生する個体は赤紋の発達は鈍く、前翅まで現われる個体は見かけなくなる。
D80+SIGMA 17-70mm(2009年8月8日)
D80+SIGMA 17-70mm(2009年8月1日)
個体数も多いので、交尾や産卵シーンにも出くわすことも多い。
D80+SIGMA 17-70mm(2009年8月8日)
たまにはこんなシーンも。蝶の世界にも同性愛ってあるのだろうか。
D80+SIGMA 17-70mm(2009年8月8日)
本来は、ウマノスズクサの葉や茎に直接産卵するのに、それ以外の場所に産みつけることもあるようだ。
D80+SIGMA 17-70mm(2009年8月8日)
秋には、青空をバックに飛翔撮影が楽しくなる。