午前中、時間があったので奥多摩のスギタニの様子を見に行く。
例年なら4月半ばぐらいが適期だが、昨日ギフを見に行った場所でも発生していたし、ここ数日の陽気で発生が早まっているかもと期待した。
ポイントへ着くなり、ちらちら飛ぶ小さな蝶が目に入る。やはりスギタニの発生は始まっていた。
車を駐車し、河原でのんびりと撮影しようとすると、すでに写真撮影に興じている人がいる。様子を見ているとやはりスギタニの写真を撮っているようだ。
しばらくして声を掛け、情報交換すると、奇遇にも私の職場の近くの高校にお勤めの方だった。(ここではF氏と呼ばせていただきます)
スギタニはなかなか止まってくれず、撮影には梃子摺った。ふと近くのキブシの花が丁度見ごろで気分転換に花の写真でも撮ろうと近づくと、多数のスギタニやコツバメが吸蜜に訪れているではないか。これはしめたと近づいて撮影しようとすると、逆光の上に、キブシが河原の斜面から生えているため足場が悪い。さらにコンデジなのでピント合わせがカメラ任せのため、少々苦労してしまった。
撮った写真を液晶モニタで再生し確認すると、どうにかピントの合ったものが撮れたようなので、河原で撮影していたF氏にこの場所を代わった。
また、スギタニは湿地で吸水することも多く、水が染み出て苔が生えているような岩場にもよくやってきた。