新潟への訪問は2年振り。昨日、フィールド図鑑の出版記念パーティに出席し、その場に出席していた『
小畦川日記』のダンダラさんと申し合わせ、関越道のサービスエリアで待ち合わせる運びとなった。
同席していた『
ヘムレンのNature Photo』のヘムレンさんにも声を掛け、すでにダンダラさんと約束していた『
たかがヤマト、されどヤマト』のotto-Nさんも同行することで話がまとまった。
関越トンネルを抜けると残雪が多いと感じた。そのとき携帯にメールが入る。すでに待ち合わせの場所に到着しているというヘムレンさんからの連絡だ。待ち合わせの時間にはまだ1時間半もある。昨晩は二次会まで行ったのに気合が入っているなあ~。急がねばと、最寄りのパーキングで「もうすぐ着きます。」と返信し、車を飛ばした。
待ち合わせ場所には1時間前に着いた。すでにダンダラさんご夫妻、ヤマトさんも朝食を摂っている。渋滞を考えて皆早めに出てきたようだ。
予定時間を待つまでも無く、近くのカタクリの多い場所に向かう。ところが、一面の雪景色に一同途方に暮れてしまった。
辺りを見回し一角だけ山肌に雪がない場所が確認でき、物は試しとその場に行ってみることに。日当りの良いエリアだけ雪が融け、カタクリの花もあちこちで咲いている。カンアオイ類も多く期待が出来そうだが、斜面の勾配は結構きつく、おまけに低木が多い。ブッシュを掻き分けながら斜面を登り始めると、何処からともなくギフが舞ってきた。
発生を確認し俄然期待が高まった。『雪解けの場所から羽化が始まる』当たり前のようだが、それを目の当たりにして、雪国に生きるギフの逞しさを感じた。
各人が適当に開けた場所などに陣取って回遊してくるギフを待った。自分もカタクリが咲く場所でその時を待ったが、一向に吸蜜する気配がない。
仕方なく証拠写真だけでもと飛翔撮影を試みるが、ブッシュが邪魔したりして160枚程シャッターを切ったが、手応えを感じる瞬間は少なかった。
D90+SIGMA 17-70mm
残雪の上を飛翔するシーンなども狙ったが、証拠写真程度のもの。上手くいかないものだ。
D90+SIGMA 17-70mm
この限られたポイントだけで3、4頭のギフが発生しているようだ。しかし、いくら粘っても静止する気配もないので、別のポイントへ移動することとした。
住宅地には、あちこちにモンシロチョウの姿が見られる。交尾中のペアも見かけ、レンズを近づけ舞い上がったところを撮影。
D90+SIGMA 17-70mm
転戦先をどこにするか迷いながら、折角だから新しいポイント探索をしようということに・・・。しかし、残雪の量やカタクリの有無に惑わされ、ここぞというポイントが見つからず、丘陵地をかなりの時間彷徨うことになってしまった。
結局、既知ポイントを目指す羽目になるが、それが本日の成果に繋がった。
お昼を過ぎていたが、皆は腹ごしらえすることもなく山を登って行った。私は長距離運転の疲れを癒しながら、サービスエリアで購入した地元限定『醤油おこわ』を食べて英気を養うことに・・・おこわはとても旨かった。
この場所のカタクリは終盤を迎え、オスの盛りはとうに過ぎていた。
D80+TAMRON 90mm
皆に合流すると産卵シーンなどを撮影したと言う。「えェ~」単独行動が裏目に出てしまった。今回ブログに掲載するようなシーンが無いかも知れないと内心焦った。
ところが、その後に何度か産卵シーンなどに出会うことができ、ここに掲載することができた。めでたし、めでたし。
D80+TAMRON 90mm
D70+SIGMA 70-300mm
D70+SIGMA 70-300mm
Caplio GX8+魚露目8
Caplio GX8+魚露目8
産卵シーンの撮影には、時期的にも時間的にもタイミングが良かったようだ。
皆さん大変お世話になりました。