前回は天候の悪化でミヤマカラスアゲハの撮影は叶わなかった。今回は晴天の下、発生の遅れる高標高のポイントを目指した。
渓谷沿いに吸水個体を探すと、運良くミヤマカラスとオナガアゲハの吸水集団を見つけた。
コンクリート護岸から水分が染み出している場所に、10頭以上の黒いアゲハがひしめいている。
D80+SIGMA 70-300mm(内蔵ストロボ使用)
D90+SIGMA 17-70mm(内蔵ストロボ使用)
何とも素晴らしい光景だが、一部日陰になっていて、撮影は中々難しい。
仕方なくストロボを使用しての撮影となるが、ミヤマカラスの本来の美しさが表現できない。
D90+SIGMA 17-70mm(内蔵ストロボ使用)
5年程前に、スポーツドリンクを捲いて、ミヤマカラスをたくさん呼び寄せたことがあり、今回も試してみることに。
日当りの良い近くの川沿いに、スポーツドリンクを捲いておいた。
暫くは元の吸水場所に戻る個体が多かったが、やがて目論見が当たり、少しずつ撮影し易い場所に移ってきた。
D80+SIGMA 70-300mm
元のような集団にはならなかったが、却って撮影対象を絞りやすく、丁寧に撮影することが出来た。
D80+SIGMA 70-300mm
D80+SIGMA 70-300mm
D80+SIGMA 70-300mm
後翅裏面の白帯の巾も個体差があるが、表の色彩もかなり個体差があることが分かる。
アオバセセリも探したが、ウツギなどの適当な吸蜜植物がなく、吸水のために川岸に下りた1頭を目撃したのみ。
帰り道ではクモガタヒョウモンに出会えた。
D80+SIGMA 70-300mm(内蔵ストロボ使用)