前回の訪問から1週間。この間は天気も安定し気温も高めだった。かなり融雪も進んだと思われ、今回は『
小畔川日記』のダンダラさんとご一緒することに。
関越トンネルを抜けると、確かに残雪が少なくなったと感じる。広がる田園風景には殆ど雪は残っていない。場所によってはトラクターが入り、田植えの準備が始まっていた。
前回より少し手前のポイントを目指すが、いざ近くにやって来ると、杉林の林床や北斜面にはまだたっぷり雪が残っている。そのため、雪の消えた南斜面のポイントに望みを掛けた。
カタクリはちょうど見頃を迎えている。
気温も高めで、午前8時には2頭のギフが現れた。残念ながらカタクリ吸蜜は叶わなかったが、発生も確認でき、ここでじっくり粘ることにした。
暫くすると、また回遊してきて今度はカタクリで吸蜜。かなり長い時間吸蜜したため、何とか撮影できた。
D7100+TAMRON 16-300mm
確認すると雌のようで、産卵などのシーンを予感させた。
ところが後が続かない、一度雄が吸蜜に来たのを最後に、
D7100+TAMRON 16-300mm
その後はカタクリには一向に吸蜜にきてくれない。
取り敢えず、カタクリ吸蜜が撮影でき多少の余裕もあったので周辺のポイントを探索。しかし他の場所にはギフの姿がない。まだ発生には少し早いようだ。元の場所に戻って腰を落ち着けることにした。
正午を回り、適度に回遊してくるものの吸蜜のチャンスはない。そのうち雌がしきりにカンアオイを意識して低位を飛び始めた。産卵のようだ。
D90+SIGMA 17-70mm
D90+SIGMA 17-70mm
D7100+SIGMA 16-300mm(残念ながら、古い葉には産卵しない)
あらかじめ、カンアオイの新芽を探しておいたが、まだほとんど伸びていない。唯一、日当たりの良い場所のカンアオイに大きめな新芽を見つけたが、他は出てても1㎝程度のものだ。
案の定、雌は産卵に適した葉を探し回っているが、どうも木陰にあるような食草に拘って、新芽の伸びた日当たりの良い場所は敬遠している。さらにもう1頭の雌も加わった。
カンアオイは各所にあるものの、産卵場所を探すのに疲れ、時折休憩する姿が気の毒に感じられた。こちらも追いかけるのに疲れた。
D7100+TAMRON 16-300mm
D7100+TAMRON 16-300mm
また、カタクリで吸蜜し栄養補給する場面も・・・
D7100+TAMRON 16-300mm
D7100+TAMRON 16-300mm
こんな行動を1時間以上も続けていたが、結局産卵出来ず仕舞い。本日の産卵を諦め、最後にカタクリでたっぷり吸蜜。
D7100+TAMRON 16-300mm
この吸蜜が本日のエンディングとなった。時刻は午後1時44分。
ダンダラさんお疲れ様でした。また大変お世話になりました。