近くの入間川に散策に出掛ける。
好天の下、広々とした河原は気持ちが良い。ハルジョンやクローバーなどの草地には、モンキチョウやベニシジミ、ツバメシジミなどがたくさん見られる。枯れたススキの多い原っぱにはヒメウラナミジャノメが多く、一瞬ギンイチモンジセセリと混同してしまう。当のギンイチモンジは草むらを見渡しても中々見つからない。まだ発生には早いのだろうか。仕方なく草むらを棒で叩きながら進むとようやく一頭飛び出した。
D70+SIGMA 17-70mm (17mm)
D70+SIGMA 17-70mm (70mm)
見かけたのはこの一頭のみ。
気になるもう一種のミヤマチャバネは、飛翔速度も速く見つけにくいが、今日羽化したと思われる個体がヨシの枯れ枝に静止していた。
D70+SIGMA 17-70mm (17mm)
D70+SIGMA 17-70mm (70mm)
河原では、釣りをする人もあちこちに見られ、たまたま通りかかった側のリール竿に大きな当たりが確認できる。ところが持ち主の姿は無く、やはり近くで釣りをしていた方が呼びに行った。その当たりを見守っていると年配の男性と女の子(多分、お爺ちゃんとお孫さんだろう)が走ってきた。ようやくリールを巻き始めしばしのやり取りの後、大きな魚の姿が水面に浮いた。ランディング・ネットが必要だと、それを取り出す間私が釣竿を預かっていた。そして無事にランディング。
無事に釣り上がった魚は60cmもある体高のある真鯉であった。めでたし、めでたし。
釣れたこの鯉を持ち帰るのかと思ったらすぐにリリースしてしまった。その光景を見て、何だか今日の天気のように清々しい気分になった。