朝5時に起きて真っ先に外へ出ると雨が降っていた。天気予報を確認すると、関東地方は午前中雨模様の天気であったが、白馬方面は晴れのようだ。GWは、今日ぐらいしか1日十分な時間が取れそうもなく、白馬詣でを決めた。
恒例の高速道路の渋滞は、I.Cの表示板が「関越道30km」と予想を遙かに超えていたため、中央高速経由で白馬を目指すことに。距離もほとんど変わらず、渋滞もそれほど大したことなかったので正解だったようだ。途中、笹子トンネルを抜けたら青空が広がっていて一安心、目的地が近づくにつれ、何故か緊張感が湧いてきた。イエローバンドと対面できるかなあ・・・
とりあえず昨年ブログ仲間と合流したポイントを探索することにする。周辺にはカメラを持った先行者もなく、のんびり構えて待つことにする。
すでに9時半を過ぎていたため、ギフの活動もなかり活発化していて中々カタクリで吸蜜してくれない。カタクリ吸蜜の撮影は今日の目標の一つでもあり、チャンスを逃さないようにスタンバイしていた。
カタクリの前にじっくり腰を落ち着けていたことで、しばしば撮影チャンスは巡ってきたが、カタクリを踏み潰さないように気遣ったり、裏面を向けて吸蜜したりする場合は、裏側に回り込む必要があったりとで随分チャンスを逃した。それでもなんとか手応えを感じた。
D70+SIGMA 70-300mm
D70+SIGMA 70-300mm
D70+SIGMA 70-300mm
10時45分を過ぎた頃から、30分以上全く姿を見せなくなった時間があり、今日はこれでギフの活動が終わってしまうのかと心配した。
退屈な時間を紛らしてくれたのは、kmkurobeさんのブログ「
安曇野の蝶と自然」でおなじみのホンドリスだった。木登りもお手のものだがジャンプ力も凄い。枝を利用して上手に別の木に飛び移っていた。
D70+SIGMA 70-300mm
11時半頃からまたギフが回遊してきてくれた。その頃になると幾分吸蜜の頻度下がったように感じたため、飛翔撮影に専念しようとカメラをD80に持ち替えていた。
D80+SIGMA 17-70mm
そんな時、カタクリで吸蜜を始めた個体が今までのギフの印象とどこかと違うように見えた。慌ててD70に持ち替えファインダーを覗くと、裏面ではあるが翅に白っぽい縁取りが確認できる。不用意に表側が撮影できる位置に回って逃げられでもしたら折角のチャンスを棒に振ることになる。証拠写真でもいいと思ってシャッターを押し続けた。
D70+SIGMA 70-300mm
案の定、数枚撮影後翔び立ってしまったが、念願のバンドとの対面が果たせた。(その2に続く)