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小畔川日記』のダンダラさんからお誘いを受け、『
蝶のいる風景blog』のFarfallaさんもご一緒して奥武蔵に早春の蝶を観に出掛けた。
3月中旬以降も気温の低い日が続き、桜の開花も例年に比べ遅れている。今日は、数日続いた降雨も上がり、たっぷり日差しが注いでいる。気温も高くなるとの予報だが、目的地の雑木林に着くも風が強く、期待に反して肌寒いくらいだ。
ポイントのアセビの花は満開状態だがコツバメの姿はない。暫く日当たりの良さそうなアセビの花をチェックしていると、吸蜜するトラフシジミの姿が目に入った。
気温は徐々に上昇してきたが、コツバメは依然姿を見せない。そこでミヤマセセリの多いポイントに移動する。
日当たりの良い南向きの斜面で、程なくして視界をよぎる小さな黒い蝶が目に入った。一度見失ってしまったが、どこからともなく現れて小枝の先にとまった。ミヤマセセリの雌だ。
その後、雄の出現を待ってみたが、姿を見せることはなかった。
もう1箇所のアセビのポイントに移動すると、こちらには待望のコツバメの姿があった。
早春に発生する3種の蝶を撮影出来たので、もう1種、スギタニルリシジミの様子を観に行くことに。
この頃になると風も弱まり、上着がいらないほどに気温が上がった。発生地では複数のスギタニが発生していた。
このポイントではオオイヌノフグリに良く吸蜜にやってきた。
時折、スミレでも吸蜜してくれたが、撮影は叶わなかった。Farfallaさんが「ミヤマセセリが居ますよ」と声を掛けてくれ、先程のポイントでは姿を見せなかった雄を撮影出来た。
周辺にはヤマトシジミやベニシジミも観られた。
日当たりの良い斜面にアカタテハが姿を見せ、様子を観ていると食草のカラムシにしきりに産卵していた。
カラムシはまだ5㎝にも満たない新芽ばかりで、よく見つけ出すものだと感心した。
例年より少し遅くなったが、早春の蝶を一通り撮影出来き春を満喫できた。
ダンダラさん、Farfallaさん、大変お世話になりました。
2月中旬には春を思わせる暖かい日が続いたが、下旬から3月に入って冬に逆戻りしたような日が続き、春の到来は少し足踏みしたような。気になる桜の開花も、昨年などに比べると少し遅れるようだ。
3月中旬になってようやく春らしい陽気となり、まだ入間川上流部のモンキチョウの発生を確認していないので出掛けてみることに。
早速、河川敷の土手を探すも姿がない。まだ発生していないのだろうか。そんなことはないだろうと、もう少し気温が上がるのを待つと、どこからともなく1頭が姿を現わした。
やがて少しずつ個体数は増え、最終的に3頭ほどの姿が確認できた。河川敷の一角に園芸種と思われるがオレンジの草花が咲いていて、その花によく吸蜜にきていた。
そのうちモンシロチョウが姿を見せたが、止まらずに飛び去ってしまった。帰宅途中、自宅の近くでもモンキチョウやモンシロチョウの姿を見掛けた。いよいよ本格的な春になりそうだ。
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小畔川日記』のダンダラさんから、小畔川でモンシロチョウが発生したとの連絡をいただいた。早速、穏やかな晴天の日を選んで出掛けてみることに。
気温は10℃程度で風も少しあるが、川原に下りると南向きの土手の下は暖かさを感じる。草地にはモンキチョウの姿が確認できる。雌のようだ。やがて草の葉に止まって動かなくなってしまった。
まだ活動するには十分暖まっていないのだろうか。雄の姿も確認でき、
周辺では4、5頭が発生しているようだ。この場所にはベニシジミの姿も観られた。
一人でこれらを撮影していると、上流部からダンダラさんご夫妻がやってくるのが見えた。モンキチョウやベニシジミを撮影しながら上流に向かい、合流させていただいた。
気温が更に上がってくると、ベニシジミも個体数を増し、
先程のモンキチョウの雌が産卵を始めた。草丈が5㎝にも満たないような食草ばかりを選んで産卵するため、草が被ったりして上手く撮影出来ない。
1卵産んでは別の食草に移動してしまうので、じっくり構えることも中々出来ず、満足する撮影は叶わなかった。
待望のモンシロチョウも姿を見せてくれたが、後翅の一部が破損している。
発生からそれなりの時間を経過しているようだ。観られたのはこの1頭のみだったが、菜の花などで吸蜜してくれ春らしい画が撮れた。
やがてヤマトシジミも姿を見せてくれた。
上流部の入間川ではまだモンキチョウの発生も確認できていないので、一足早い新生蝶の撮影を楽しめた。
ダンダラさん、奥さん、大変お世話になりました。
前回の訪問から約2週間が経過。昨夜の雨から一転、今朝は日差しがまぶしく気温もかなり上昇するとの予報。昼食後、入間川のモンキチョウを確認に出掛けた。
風はあるが上着がいらないほどに気温は上がっている。
早速、モンキチョウが発生する土手の草地を確認するが活動する蝶の姿はない。まだ発生には早いのだろうか。近年は2月中にその姿が観られたのに今年は少し遅れているようだ。
草地では、越冬後のキタテハが姿を見せてくれた。
その後にムラサキツバメが越冬するマテバシイを確認した。
残念ながら、前回の確認で最後の1頭になってしまったムラサキツバメの姿はなかった。
ところが前回は姿が確認できなかったムラサキシジミが姿を見せてくれた。時折翅も開いてくれ、冬を越したにしては傷みの少ない個体で撮影を楽しめた。
やがてマテバシイの上部の葉裏に入っていったので、そこを塒とするのだろう。もう少しで本格的な春になるので頑張ってほしい。
前回の訪問から約2週間が経過。その間に大雪が降り越冬蝶にとっては過酷な日があった。一転、本日からは4月上旬の陽気になるとの予報なので、様子を観に出掛けた。
前回の訪問時に3頭が身を寄せ合っていたムラサキツバメの塒には姿がない。やはり大雪の影響などで姿を消してしまったか、或いは、気温が高いので活動しているのか。
周りを見回すと、以前の塒に1頭が休んでいた。
活動する個体も観られないので、とうとうこの1頭だけとなってしまったようだ。
前回見つけたムラサキシジミの様子を確認すると、こちらは無事であった。
先日の雪でマテバシイの枝がかなり折れていた。幸い北側の枝のためムラサキ兄弟の塒には影響はなかった。
今日はかなり気温が高いので、モンキチョウが発生しているだろうと土手を確認する。
暫く様子を伺っていたが、姿はなかった。昨年は2月27日に発生を確認していたので、もう少し先だろうか。
翌々日の15日、今日も4月並みの気温になるとのことで河川敷を再訪。
ムラサキツバメは同じ位置で休んでいる。
帰宅後、写真を確認するとストロボに反応して一瞬翅を開いた写真もあり、雌と分かった。
ムラサキシジミは塒に姿がない。
どうも塒を出て活動しているようだ。周りを探しても残念ながら姿はなかった。
その後、モンキチョウを探すが今日も姿はなかった。