庭で作業をしていると、ゆっくり進むワインカラーの高級車が目に入った。見覚えある車のため覗いていると車は停止し、助手席から『
ヒメオオの寄り道』のhimeoo27さんが降りてきた。
取りあえず車を庭に入れてもらい、『
鳥蝶ビデスコ』のmtana2さんとも新年のあいさつを交わした。聞くと、これから丘陵に冬尺を見に行くという。特に急ぎの作業ではなかったため、後から追うことに。
木柵に冬尺の雌が見られるとい言うので、3人で探す。
しかし見つかったのは下の写真。
翅を閉じていたので、蝶と間違うほどで翅表はこんな感じ。
近くのトイレも確認。外灯があるため蛾が集まると言うが、こんな厳冬期にも活動するものなのか。初冬に林内を飛び回る姿はよく見かけるが、蛾に関する知識はほとんど無いに等しい自分にとって未知の世界だ。
かなりの蛾が壁などにへばり付いていて、なんだか新鮮だった。
雌が見つからないので場所を移動する。
冬尺の雌は、翅が退化し飛ぶことができない。その程度の知識はあったが実物は見たことがない。代わりに足が長く、かなり早足で移動できるという。
以下、本日見つけた冬尺の雌。
何とも奇妙な形態で、蛾には到底見えない。上2匹は、まるで蜘蛛のようだ。種を維持していくため、最も適したように進化したのだろうが、雌雄があまりにも違いすぎる。雄もよく見分けるものだと感心させられた。