7年振りの沖縄遠征。
今回はリフレッシュ休暇を利用しての遠征のため、前回のような家族旅行の合間の撮影と違って、本腰入れて撮影に専念できた。
沖縄地方は、先週・先々週と2週連続で大型台風に見舞われ、普通種ですら居なくなってしまったかと心配したが、蝶たちは強風に耐え元気な姿を見せてくれた。
まずはアゲハチョウの仲間から報告します。
那覇空港からレンタカー会社に行くまでの道すがら、立ち枯れしたように葉が赤茶けた街路樹が目に付き、中には倒木もあって相当の風が吹きつけたことが想像できた。もちろん蝶の姿は確認できない。
レンタカーを借り、北を目指すと徐々に緑は濃くなり、俗にヤンバルと言われる樹林地帯に入っていくと、蝶の姿もちらほら見掛けるようになった。台風の影響は南の方がひどかったように感じ、不安は少しずつ解消されていった。
事前にポイント情報などを入手し、2泊3日で効率よく探索できるようにと考えていた。
今回の狙いの一つにナガサキアゲハの白化した雌の撮影があったが、期待以上にたくさんの個体に出会えた。特にピンクの大きな花を付けた幹径が30cmもある高木にたくさんの蝶がきていたのには驚いた。
D90+SIGMA 18-250mm
名前はトックリキワタと云うそうで、幹にびっしりトゲが生えている。
D90+SIGMA 18-250mm
ピンクの花はコブシの花に似ていて、この花にたくさんのナガサキアゲハやツマベニチョウが吸蜜にやってきていた。
また、人家周辺のベニテマリやベニツツバナ、ハイビスカスなどの赤い花にもナガサキアゲハやシロオビアゲハなどが好んでやってきた。
D80+SIGMA 17-70mm
D80+SIGMA 17-70mm
D80+SIGMA 17-70mm
D90+SIGMA 18-250mm
D90+SIGMA 18-250mm
D90+SIGMA 18-250mm
道端のセンダグサには、アオスジアゲハやベニモンアゲハが吸蜜にきていたが、ベニモンアゲハの個体数は少なかった。
D90+SIGMA 18-250mm
D90+SIGMA 18-250mm
次回以降、シロチョウ、タテハチョウ、シジミチョウ・セセリチョウの仲間と順次報告します。