ブログ仲間から情報をいただき、ミヤマモンキの生息地を訪ねる。
ミヤマモンキについては、長年、蝶と関わってきたが初めてのご対面だ。
デジカメ撮影を始める前は採集などもやっていたため「ミヤマモンキ=採集禁止種」などの観念から生息地を訪ねる機会はなかった。昨年からHP作成などに取り組み始めたことにより、HP仲間の刺激が撮影本来の楽しさや、心の片隅にあった蒐集欲のようなものを開放してくれた。
「天気は大丈夫かな、花に止まってくれるかな」などと、出発前からワクワク、ドキドキ。
生息地への登山道には、コヒョウモンやクジャクチョウ、エルタテハ、さらにはミヤマシロチョウまで見られたが撮影する気にはなれなかった。「いち早くお目にかかりたい」そんな先走る気持ちが私を先へ先へと導いた。登りは結構きつく、さらに日光を遮るものが少ないため日頃の運動不足と暑さで少しバテ気味。撮影のための体力温存にも気を使わねばならなかった。
不意に登山道途中で、目の前を黄色い蝶が横切った。モンキチョウより少し小さめ、これが私とミヤマモンキの初めての出会いであった。
ミヤマモンキチョウ ♂
ミヤマモンキチョウ ♀
山頂付近にはたくさんのミヤマモンキが飛び、他の蝶はほとんど見かけない。ミヤマモンキの楽園だ。食草も十分あり、保護がよく行き届いているようだ。
十分撮影出来たので、昼前であったが生息地を後にしてミヤマシロなどの撮影を試みた。
往きに見かけたポイント近くですぐに発見、吸蜜を始めたので慌ててリュックからカメラを取り出そうともたもたしていると、そのうち林の中へ消えてしまった。残念!
その後は姿を見ることはなく、コヒョウモンやコヒョウモンモドキ、ヒメキマダラヒカゲなどを撮影し、下山する。
コヒョウモンモドキ
ヒメキマダラヒカゲ