先週は、ミヤマモンキの生息地を訪ね無事撮影することができたが、そのポイントの近くで撮影しそこなってしまったミヤマシロのことが頭から離れず、「
フィールドノート」のtheclaさんと「
撮影日記」のダンダラさんにコメントでお誘いを掛けてみたところ、なぜかダンダラさんと上高地に行くことになった。
目的はオオイチモジの観察と撮影。この蝶も私にとっては、長年憧れの蝶として君臨。お誘いを快諾した。
午前2時に待ち合わせて出発。沢渡先で土砂崩れのため、乗鞍からの迂回ルートで上高地に入った。天気は予報以上に良く、6月にクモツキ目当てで当地を訪れた時のジンクスは解消された。
オオイチとの初のご対面は、遥か樹上を優雅に翔ぶ一頭で、想像していたとおりの雄姿(雌だったかもしれないが)であった。散策路を歩き始めて間もない遭遇が幸先の良さを感じさせ、その後、地上に降りている個体を無事撮影できた。
そのうち、近くで地上に染み込んだ物質(どうも獣糞らしい)を舐めていたコムラサキの集団に加わった。
さらにもう一頭が加わり、一枚の写真に収まる位置までやってきて、何とも贅沢なショットを撮ることができた。
欲張って雌を探すため、食植のドロノキが多いポイントに向かうと、ドロノキの葉についていた蛹の殻が見つかった。期待の雌は、樹上を旋回する個体を見かけたがシャッターチャンスには恵まれなかった。
その他の上高地で見られた蝶は後日掲載します。