3年振りにクロヒカゲモドキの発生地を訪問。
前回は夕刻を待たずしてポイントを離れてしまったため、余り成果に恵まれなかった。今回はその反省を踏まえて午後からの出発を予定。ちょうど午前中に仕事もあり、却って都合が良かった。ただ、天気は朝から小雨模様。迷いもあったが、ポイント周辺の天気を確認すると傘マークが取れ、意を決して出掛けてみた。
道中も雨が降ったり、晴れ間の出るエリアもあったりと気をもませた。ポイント到着の頃には雨も止んでいたが、念のため傘を持参で林道を歩き始めた。時刻は午後3時、空は厚い雲に覆われているため、辺りはかなり薄暗い。これなら夕刻を待たずしてクロモが活動してもおかしくない状況だ。
辺りの草地にはジャノメチョウが飛び交い紛らわしい。ホソバセセリやミヤマチャバネセセリ、スジグロ?チャバネセセリなどを撮影し、クロモの出番を待った。

D7100+TAMRON 16-300mm

D7100+TAMRON 16-300mm(内蔵ストロボ使用)

D7100+TAMRON 16-300mm
その内雨足が激しくなってしまった。一旦車まで引き上げ、雨が止むのを待った。汗と雨で濡れたシャツも乾き、気を取り直して再出動。
既に4時を回り、辺りは更に薄暗くなった。4時半を回った頃、突然、猛スピードで2頭の褐色の蝶が視界を横切った。クロモの活動が始まったようだ。草の葉や岩の上でテリを張り、時折、縄張りに入った個体を追尾し、暫くするとまた元の位置に。

D7100+TAMRON 16-300mm

D7100+TAMRON 16-300mm(内蔵ストロボ使用)

D7100+TAMRON 16-300mm(内蔵ストロボ使用)
開翅を待ったが、再び小雨が落ちてきて今回も課題を残しての成果となった。