毎年1月2日はカミさんの実家に年始の挨拶行く。
そこで義妹家族なども加わって酒を飲みながら箱根駅伝を見るのが恒例だ。お昼頃には、選手が箱根の山道を走っているのを中継車のカメラが捉えていて、私にはこの頃になると競争を楽しむ以上に密かに注視しているものがある。
選手とともに降雪の状況や山々の状況が映しだされ、この辺はキリシマミドリシジミのポイントとして良さそうだななどと、駅伝競走を違った意味で楽しまさせていただいているのだ。
今年の2日は午前中から雨で、きっと箱根の山は雪になっているだろうなとテレビを見ていたら、映像では山頂付近も雨模様で沿道にも降雪はない。来週は3連休なので行ってみようかななどと思いを馳せて駅伝を見ていた。
てなわけで、3連休の最終日となった本日、ようやく時間が出来たので私がハンドルネームにも使っているキリシマミドリの越冬卵を探しに出掛ける。
自宅を発ったのは8時過ぎてしまったが、道路は思いのほか空いていた。小田原厚木道路を下りると箱根方面の山々は予想外に雪景色。一応スタッドレスタイヤは装着しているけど、坂道は心配であった。幸い道路は除雪されていたが、山の斜面にはかなりの積雪がある。
アカガシの多い場所近くの路肩に車を駐車し、キリシマミドリの産卵条件に合うような日当たりの悪いアカガシの新芽を覘いてみると、すぐに一卵見つかった。ラッキー。早速レンズを向けると何かおかしい。ルーペを取り出して確認すると卵の側面に穴が・・・残念ながら寄生卵であった。
過去の経験からして人気種がこんなに簡単に見つかるはずもなく、別の下枝に取りついた。斜面には雪も多く山中に入っていくのも気がひけたので、しばらく付近を探すと運良くもう一卵見つかった。こちらは真っ白で綺麗な卵であった。